マンション リフォーム リノベーション

リフォーム業界の歴史的変遷・その1

■リフォーム アカデミーの存在意義

「リフォーム アカデミー」は、自宅のリフォーム・リノベーションを検討している生活者の方々に向けて、正しいリフォームの情報を提供する目的で立ち上げました。ところが嬉しいことに、リフォーム・リノベーションの「業界」で活躍されている沢山の方々が、頻繁にこのサイトをご覧いただいているということを最近知りました。激変しつつあるリフォーム業界に属し、日々の仕事に追われていると、業界は「どこから来たのか?」「何が適正なのか?」「どこに向かうのか?」を見落としてしまいます。ということで、今月号は「業界」同志の皆様向けに、今私たちが身を置くリフォーム業界の中で一瞬立ち止まり、この業界の歴史的変遷と住宅ストックの推移を振り返ることで、これから業界の進むべき方向について皆さんと一緒に考えたいと思います。

1969年~1990年までの「リフォーム業界黎明期」

1991年~2000年までの「リフォーム事業者乱立期」

2001年~2011年までの「リフォーム業界分化の時代」

の、3回シリーズでお送りする予定です。

住宅ストックの推移とリフォーム業界の変遷「リフォーム業界黎明期」

1969年(昭和44年)
東急不動産がリフォーム専門企業「東急ホームサービス」(現東急ホームズ)を設立、DIYアドバイザー資格試験もこの年にスタートしました。

■画像1 

column_画像1-住宅年報表紙

1969年発行 日本住宅公団年報

1970年(昭和45年)
新築住宅着工件数は149万1千戸、ピーク時の1972年には185万6千戸が供給されました。中でも、団塊の世代の結婚期によって供給された分譲マンションは、何度かのブーム期を繰り返しながら一次取得向け住宅として大量供給が継続されました。

■画像2 

column_画像2-秀和高輪レジデス

1970年竣工 秀和高輪レジデンス

1977年(昭和52年)
ミサワホームがリフォーム専業の「ホームイング社」を設立(現ミサワホームイング)

1980年(昭和55年)
ハウスメーカーの三井ホームが「三井ホームサービス」(現三井ホームリモデリング)を設立。住宅性能保証制度が始まりました。

1981年(昭和56年)
ミサワホームが高品質の住まいを低廉な価格で供給することを目的とした「ハウス55」を企業化。新耐震設計法がスタートし、住宅の耐震性を強化。

1982年(昭和57年)
建設省(現 国土交通省)が協賛し、「第1回住まいの増改築フェア」が開催されました。松下電工のリフォーム店舗「リファイン」がスタートし、さらに東京ガス住宅設備(現東京ガスリモデリング)が設立、TOTO「増改・取替キャンペーン」も始まるなど、いわゆる「第一次住宅リフォームブーム」が始まりました。一方、新築住宅の世界ではワンルームマンションの建設が盛んに行われました。

1983年(昭和58年)
通産省(現 経済産業省)認定のインテリアコーディネーター資格試験がこの年から開始、(社)インテリア産業協会も設立されました。住宅ストックが4,000万戸(統計上の空家目立つ)となり、リフォーム市場がますます注目される中、リフォーム事業者の団体・ジェルコ(現 一般社団法人日本増改築産業協会)がこの年に設立、積水化学もルーミングプロジェクト名で増改築市場に参入しました。この年、首都圏で既に築年数が20年以上経過したマンションが相当数見込まれたため「修繕・交換」が検討される「日本のリフォーム時代」の幕開けとなりました。リフォーム業界団体が多数設立され、建材・住宅設備機器メーカーやデベロッパー系大手企業などのリフォーム市場参入が相次ぎました。

1984年(昭和59年)
(財)日本住宅リフォームセンター(現(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター)が設立され、インテリアコーディネーター資格制度も開始。このころから、「増改築」や「営繕・修繕」に代わり「リフォーム」という単語が使われ始めました。

1986年(昭和61年)
積水化学が、東京・近畿・中部に積水ホームサービスを設立(後に「ルーミング」に統合)、INAXが「システムショップ」を展開。増改築相談員制度がスタートしたのもこの年です。一方で、新築マンションの供給は衰えを知らずこの年には「第5次マンションブーム」が起こります。その結果、総世帯に対する住宅の供給が過剰となり「家余り」の時代が始まりました。

■画像3 

column_画像3-広尾GH

1986年竣工 広尾ガーデンヒルズ

1987年(昭和62年)
アメリカからリフォームFC「ミスタービルド」が日本上陸。東急コミュニティーなどがマンションリフォームの営業に積極的に取り組みました。リフォームローン(金融公庫、民間金融機関)も拡大強化され、クイックリフォームローンが創設されました。ハウスクリーニング(白洋舎)、建材流通(伊藤忠金属建販)、不動産流通(住通チェーン)、マンション・ビル管理(東急コミュニティー、総合地所、日本ハウズィング)、エネルギー関連(大阪ガス、四国ガス)、などの異業種からリフォーム事業への参入が相次ぎました。住宅新築の分野では高齢者対応住宅建設の活発化、3階建て木造住宅建築が解禁されました。

1988年(昭和63年)
増改築も税額控除の対象となるリフォーム減税が開始され、ハウスメーカーが自社物件のメンテナンスに注力しだしました。住宅統計調査では「空き家」が397万戸となりました。キッチンスペシャリストの資格制度がこの年スタート。

1989年(平成元年)
三井ホーム系2社が合併し三井デザインテック(現三井ホームリモデリング)が設立松下電器がリフォームFC「ハウジングスタジオ」をスタート。

1990年(平成2年)
リフォーム業界最大手の東急ホームサービスが東急アメニックス(現東急ホームズ)に社名を変更。住宅設備機器メーカーのINAXがリフォーム専門店「LIFA」のFC展開を開始。このころから専有部の「マンションリフォーム」が話題に上がりだしました。

◇バブル崩壊で「土地神話」が終焉、湾岸戦争が始まる。

続きは次月号で。

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