マンション リフォーム リノベーション

不動産業界+リフォーム業界の協業と問題点‐その2

■数パーセントではなかった「中古+自分仕様」

先日、大手中古住宅仲介会社の幹部の方々とお話しする機会がありました。中古住宅を購入する方々の20%が、購入後のリフォームで「自分仕様の拘り」を実現させたマイホームを手に入れたいと考えているそうです。「中古+自分仕様のリフォーム」は、ごく一部の方々・ほんの数パーセントのニーズしかないと思い込んでいた私にとって、このコメントは衝撃的でした。

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さらに、衝撃的なコメントが続きます。「コダワリの20%ではなく、それ以外の80%の方々こそ我々が最優先で取り組むお客様です。」「最近では当社も流通活性化のために買い取り再販事業を展開していますが、本来は仲介業の仕事ではないと感じています。」なぜなら、「仲介業の基本はスピードであって、経年物件の取扱い比率をいかに下げ、築浅物件の比率をいかに上げるかが重要なのです。」

■あっという間に50%超え

私は、驚きと妙な納得感に浸りながら幹部の方々の話に聞き入ってしまいました。仲介業は「時間勝負」の情報ビジネス、リフォーム業は感性を共有し合う「モノづくり」、同じ中古住宅を見ても両者の見え方は全く違うわけです。しかし現時点で20%の「拘り派」は、情報発信インフラが整備された現在では、あっという間に50%を超えるであろうと思います。

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こういった社会情勢を素早くキャッチした仲介業の方々が「モノづくり」を組み込んだ仲介ビジネスを立ち上げ、来るべき次世代仲介マーケットに対応する準備を始めています。今後、不動産仲介業の世界は「中古住宅探し+リフォーム」に向けて

・何も気付いていない、何も悩んでいない旧態依然の仲介業。
・中古住宅流通形態の変化に悩み、何か手立てはないか?と模索中の仲介業。
・目利きで、潮流を読みきり「イケイケ気運」の頭のイイ仲介業。

の、3タイプに分かれていくと思います。

■モノづくりの視点

とはいえ、モノづくりとは無縁であった仲介業の世界が、中古住宅+リフォームを新しいビジネスとして成功させるためのポイントが「デザイン」であることを果たしてどこまで理解しているのかは疑問です。「デザイン」というと、作ろうとするものの意匠や形態について考えることだと思いがちですが、昨今の「デザイン」が意味するところは多面的な要素がふんだんに盛り込まれています。

プロダクトデザイナー・深澤直人氏は、「デザイン」は生活を豊かにする知恵とそれを具体化する行為であり、豊かさとは単に経済的な意味だけでなく、「豊かさ」とは、人とモノ・コト、そしてそれを取り巻く環境の相互関係が適正で調和することを指す。「豊かさ」を定義する場合には、この「適正」であるか否かが問われ、その、モノ・ゴトが適正であったかどうかは長い年月や時間や人々の経験によって評価される。適正なものは残り、適正でないものは淘汰され消えていく。東北大震災や原発事故の経験によって、私たち一人一人の生活や「モノづくり」への考え方や価値観が大きく変化しつつある。「デザイン」を感覚的な良さとして捉えることなく、これからの生活に本当に必要なものであるのかどうか、「適正」が問われる時代だ。と仰っています。

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まさに、住生活の「豊かさ」と「適正さ」を具体化するデザイン力こそが、モノづくり側から提案する「中古住宅+リフォーム」のワンストップサービスに求められる基盤になります。

 

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